日仏友好160周年記念
「La peinture japonaise et la nouvelle génération -Tradition et transmission-」
2018/03/12
展示・イベントに参加します。
[企画主旨]
2018年、日本とフランスは外交関係を樹立してから160年を迎え、(独)国際交流基金が主催する「ジャポニスム2018」(2018年7月~2019年2月)を始め、フランス国内では官民が連携する様々なイベントが予定されている。
外務省・在リヨン領事事務所では、この記念すべき年の幕開けを飾る日仏友好事業として、リヨン市、サンテティエンヌ市及びアン県の協力を得て、日本画家3名による講演会、ワークショップ及び展示会を実施する。
本事業の開催地域となるオーベルニュ・ローヌ=アルプ州はパリ・イルドフランス圏に次ぐ同国第2位の都市圏であり、同州における日本画をテーマとした初めての日本政府主催事業となる。
本事業を実施する背景として、19世紀にいわゆるジャポニスムとして浮世絵を中心とした日本画が印象派を始めとする西洋絵画に影響を与えた事実は広く知られているが、異なる観点から見れば、フランス国民の多くは未だに日本画=浮世絵という認識にとらわれ、その興味の対象は鮮やかな色彩や大胆な構図といった表層的な部分のみにある。
よって、本事業では(1)日本の自然や風土の中で発展してきた日本画の歴史を紹介し、(2)和紙や岩絵の具といった千数百年以上にわたって培われてきた画材などの特徴を説明するとともに、(3)日本人の伝統的な美意識や精神性が如何に日本画に映し出され、現代の若手画家までに脈々と継承されてきたのかに焦点をあてるもの。
19世紀にジャポニスムが西洋に大きな影響を与えたように、本イベントが日本画への再発見,そして日本文化への理解増進に繋がることを目的としている。
−
- 会期
- 2018年3月23日(金)−3月31日(土)
- 会場
- リヨン市庁、リヨン市第3区区役所、サンテティエンヌ高等芸術デザイン学校、サンテティエンヌ産業芸術博術館、アン県障害者支援施設
- 主催
- 外務省在リヨン領事事務所
- 協力
- リヨン市、リヨン市第3区区役所、サンテティエンヌ市、シテ・デュ・デザイン、サンテティエンヌ高等芸術デザイン学校、アン県、アン県障害者支援アソシエーション、山種美術館、Galerie48